ネクタイの結び方とお手入れ
ネクタイの結び方
ネクタイの結び方はなんと85通りもあり、その中でも特に基本的なネクタイの結び方を4つご紹介します。
素材やコーディネイトに合わせ結び目を変える事によって、スマートで洗練された印象を与えることができます。
ネクタイのお手入れ方法
シルクはクリーニングによって光沢を失ってしまいますので、極力クリーニングに出さない方が長持ちします。
市販のシミ抜きを使用するとシミを拡げてしまうことが多いため、どうしてもシミ抜きをしたい場合はクリーニング店にお出しすることをお勧め致します。
ネクタイの保管方法
ネクタイは吊るさずに丸めた方が結びジワもとれ、型くずれしません。二つ折りにしてから緩く巻き、円筒形にしてそのまま置いておきましょう。アイロンは極力避け、シワを伸ばしたい場合は蒸気をあてて伸ばすようにして下さい。
ディンプルについて
無理にディンプルを作る必要はなく、自然にくぼむのが一番美しいと言われています。くぼみが大きすぎると上品さを欠くこともありますので、大きさに注意しましょう。
ネクタイを選ぶときのポイント
●上質な素材を使用している事:シルクが主流で、上品な光沢と発色性の良さから繊維の女王と呼ばれています。
●正バイアスで裁断されている事:生地に対して45°で裁断されていないと首周りの細い部分にねじれが発生します。
●シワになりにくい事:上質なネクタイはシワになりにくく、シワの戻りが早く、素材の復元力が優れています。
●左右対称になっている事:左右対称になっていないと、結んだときのバランスが悪くディンプルを綺麗に作る事ができません。
●たるみ糸(スリップステッチ)がある事:大剣や小剣の裏側についている糸の事をたるみ糸と言います。この糸が動く事により、締める時の力を分散させ、ネクタイの破損を防ぎます。
良いネクタイの見分け方
大切なのは”ネクタイの作り”です。ネクタイがいかに丁寧に作られているかは、下記の2つの方法でチェックする事ができます。
1、安価な薄手のシルクは握るとすぐにシワが発生し、なかなか元に戻りません。
2、上質なネクタイは糸の密度が濃く、加工に手間ひまをかけているため、ほとんどねじれません。